Sumanahaの由来

サロンをしているとお客様と自分が面白くリンクすることがあります。

つい先日も。

今年は文章を書くことをしていきたいな(いい加減に今年こそ!)と思っているわけなのですが。

さて、何から書き始めようかと思案する中で、どうしてサロン始めたっけ?なんでスマナハってつけたっけ?と原点回帰しておりました。

2007年私は2度目のインド旅をしていました。

前の年にはじめてインドを経験し、例の如くドハマりしてお金を貯めてすぐにまた彼の国インドへ。1ヶ月半近くバックパッカーでの旅。

確かアーユルヴェーダ関連のイベントで出会い意気投合したサンスクリット語を学んでいる聡明な女子大学生とともに。 

毎日、2人で語らう中で彼女のサンスクリット語の恩師が1番好きな言葉が「sumanaha」であること。

そしてその言葉の意味に私は深く感動し旅日記に記していたのです。

それから月日は流れに流れ、紆余曲折ありましたが独立してサロンをスタートさせる時に記憶が蘇り、

11年も前の手帳から引っ張り出してきて『sumanaha』が誕生しました。

この言葉の意味はHP の about に書いています。

~何かに成るのではなく、すでに確かに在るものに目を向けれますように~

そのような思いでsumanahaってつけたんだったわ、まずはその辺りのことをブログで書こうかな、なんて思い巡らせていたところ、

 ちょうど来られたお客様が、

「今まで何かになろうとしていたけれど、そうじゃなかった。自分であればよかっただけだった」と

仰られたのです。 

お客様自身がそう気づかれたことにもこのタイミングにも心を動かされて、これは書かねばと今に至っている次第です。

今は勝手に情報が山ほど入ってくる時代。このままじゃだめだ、もっと変わらないと、ありのままの自分て何?

等々、外の情報を内面化して苦しくなってしまうことが多いように思います。 私だってそう。

泳げるのに、私は飛べないって泣いたり、美しい緑なのに私は赤くないって自分を責めてしまったり。

アーユルヴェーダは自分の思い込みや癖をとることを様々な視座から教えてくれます。

私って何?自分らしさって?とぐるぐる考えてもあまり捉えられない。むしろそうすることが自分を固定化してしまうことも多かったり。

移りゆく季節を見ること、香りを嗅ぐこと、楽しく食べること等、 今暮らしているその場所から始められること。

小沢健二の曲に「今ここにあるこの暮らしこそが宇宙だよ」という歌詞があります。 

宇宙というと遥かかなたをイメージしがちですが、今立っているここも宇宙。